[きよみのみかた-8]第8回グリーフサポートミーティングが開催されました

6月16日(土)
ジーエスアイが主催するグリーフサポートセミナーの受講生のためのイベント「第8回 グリーフサポートミーティング」が日本橋浜町Fタワーにて開催されました。


このイベントは、グリーフサポートセミナーを始めて1年後からずっと続けているもので、今年で8回目を迎えることとなりました。

受講生が1年間、ご遺族のために動かし続けてきた自分の羽を休めに来るセルフケアの場として始めたのが、2011年のことでした。


その当時は、まだ今回の様な大きな会場ではなく、友人が経営するレストランを貸切って行いました。ちょうど、ベーシックコース第10期が修了し、受講生が100名を超えた頃で、東日本大震災が起きてから半年も経っておりませんでしたので、東京までどれくらいの方がきてくれるのかと心配しましたが、ご招待も含めて50名ほどの方が集まってくださり、無事に開催することができたのでした。


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 第1回目の様子


ジーエスアイのセミナーはほとんどが2日間のため、1日目が終了した後に毎回講師を囲んで受講生と懇親会を行っています。

講師の橋爪謙一郎は、今でも恩師であるアメリカのアラン・D・ウォルフェルト氏が主催するセミナーに継続的に学びに行っているのですが、そのセンターではいつも受講生に朝食とランチが用意され、アラン氏も一緒に食事をしながら受講生と話をする機会を作ってくれています。

机に向かって講義を聞いている時間も大事ですが、特に夜もアラン氏が一緒に食事をするときには、参加者とともにお酒も入った席でざっくばらんにその日学んだグリーフについての話をしたり、参加者同士で自分のことを話したりするその時間が、みんなにとって何よりも良い時間なのだと言うことでした。


そこで私たちもその案を取り入れて、セミナーとセミナーの間の夜に、参加者と一緒に懇親会として食事をしようということになり、現在も全てのセミナーにおいて懇親会を行っています。

特に、最初のベーシックコース初日は、もちろん冒頭で自己紹介を行うものの、なかなか打ち解けずに緊張感が漂ってしまうことが多いのですが、1日目が終わって懇親会を経ると、翌日は打ち解けて、前の日とは打って変わって皆さん仲良く朝から会話も弾むようになります。


ジーエスアイのセミナーは、一方的に講師がお話しするのではなく、学んだ知識を自分の中に落とし込むことができるように、自分の体験と重ね合わせるための共有時間を多くとっています。

この共有の時間を充実したものにするためには、参加者同士、活発なディスカッションができればできるほど、お伝えした知識やスキルも自分のものになっていく度合いも高くなります。

日本人は自分の意見を話すために安全で安心できる場がより必要だと思います。自分の意見が否定されるかもしれない、こんなこと言ったら馬鹿にされるかもしれないなどと思ってしまうと、なかなか自分の意見を伝えることが出きず、結果、学びが深くなっていきません。

ですから、安全で安心な場を作るために共有の際のルールをきちんと設けて、不必要な不安を取り除くだけでなく、懇親会によって互いのことを知ることができることによって、さらに話もしやすくなって、学びも自然と深くなっていくのだと思います。


グリーフサポートミーティングは、この懇親会の拡大版として企画されました。
ジーエスアイでの学びが終わってしまうと、日々の忙しさなどから、なかなか自分自身でセルフケアの場を持つこと忘れてしまいがちです。

そこで、年に1度ではありますがジーエスアイの安心で安全な場に戻ってきて、バランスが崩れた自分を整えてもらおうと考えたのです。

新しく仲間になった新認定バディのプレゼンや、すでに活躍しているバディの実践報告を聞けば、自分もまた頑張ろうと思えてくるし、講師の橋爪のここでしか聞けない講演を聞くことで、新たな知識を得て、明日からの仕事に活用しようと前向きになる人もいるでしょう。

そして、懇親会では気のおける仲間と楽しくお酒を飲んだり、美味しいものを食べたりしながら話しをすることによって、同じ方向を向いて進んでいることを確認できたり、リフレッシュすることができると思うのです。


ご遺族の深い悲しみを背負ってしまったり、影響を受けてしまうことを避けるために、ご遺族に近づき過ぎないようにした方がいいと考える方もいるかもしれません。

しかし、ご遺族に寄り添っていると、知らず知らずのうちに近づき過ぎてしまうことは多々あります。それを怖がって、はなからご遺族と距離を取ってしまっては、信頼関係を築いた入りその関係を継続することはできなくなってしまいます。

それよりも、ご遺族にとって適切な距離を保つ方法を学び、万が一近づき過ぎたとしてもきちんと元の自分に戻れる方法を考えておくほうが建設的ではないかと考えています。

 
どんな対人支援でも同じだと思いますが、支える人が孤立したり疲弊したりしないように、支える人を支える仕組みがとても大事だと思うからこそ、グリーフサポートミーティングのようなイベントなども継続していく必要があると思っています。

学んだら終わりではなく、私たちジーエスアイは支える人を支えていくことも大事にしていることを知っていただきたいなと思います。

グリーフにある方を支えたいという強い気持ちを持って、ジーエスアイのグリーフサポートセミナーを学んでくれる方が本当に多くいらっしゃいます。これからも、グリーフサポートを提供している人たちを支えていく、様々な学びや仕組みを充実させていきたいと思います。


(書いた人:橋爪清美)

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※来年度の第8回グリーフサポートバディ認定試験は、2019年の4月末に行われる予定です。

2019年1月から始まるプロフェッショナルコース第8期を修了した方が認定試験を受けることができます。

来月から始まるベーシックコース第54期を受講し、秋のアドバンスコースを受講いただければ、最短でグリーフサポートバディになることが可能です。
 

◆グリーフサポートセミナー ベーシックコースについてはこちらをご覧ください。
http://www.griefsupport.co.jp/griefsupport/seminar/seminar-course.html#p1

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